映画「急に具合が悪くなる」
- Kiminori Yokota
- 18 hours ago
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鑑賞当日の日記より抜粋。
マリー・ルーは介護施設のディレクター、真理は演劇の演出家。
二人の出会いからパリの劇場での演劇の上演にその後のQ&Aセッション、
夜の街歩きと続く一連のシーンにはずっとどきどきさせられっぱなしだった。
(中略)
二人は話しているうちにだんだん親しくなっていき、
それとともに互いのことをまるで知らなかったことに少しずつ気づかされていく。
人と人との関係が深くなるというのは本来こういうことなのだ。
資本主義と少子高齢化についてのホワイトボードを使った会話のシーンには考えさせられた。
資本主義はどこでどんな風に終わりを迎えるのだろう。代わりにどんな世界が待っているのだろう。
(中略)
いつまでもこの映像の肌ざわりの中に身をゆだねていたいと思わせられるような肌理細やかな撮り方は小津を想起させる。真理の台詞回しは棒読みのようでふしぎと温もりが感じられ、聴いていてこちらの心もおだやかになってゆくようだった。いつまでも見続けていたい夢のような196分間だった。

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